アロス・デ・マリスコ(ポルトガル風魚介の汁気たっぷりごはん)
トマトと白ワインのスープで米をアサリ、ムール貝、エビと煮込み、香菜をたっぷりのせた、ポルトガルの港町の汁気の多い魚介ごはん。
作り方
アサリは冷たい塩水(水1Lに塩大さじ1)に浸け、暗くして置いて砂を吐かせ、殻同士をこすり洗いします。ムール貝はたわしで殻をこすり、横から出ている足糸を引き抜きます。エビは背に浅く切り込みを入れて背わたを取り、殻は付けたままにします(スープに旨みが出ます)。玉ねぎとピーマンは5mm角のみじん切り、にんにくはみじん切りに。トマトは半分に切っておろし金ですりおろし、皮は捨てます。
直径24 cmの厚手で広い鍋にオリーブオイルを入れて中火で熱し、玉ねぎとピーマンを炒めます。色づけずに、透き通ってやわらかくなればOK。にんにくを加えてさらに1分炒め、香りを出します。にんにくを焦がすと苦くなります。
この手順で使う材料エクストラバージンオリーブオイル 大さじ2玉ねぎ 1個ピーマン ½個にんにく(片) 2個
中火すりおろしたトマト、パプリカパウダー、ローリエ、好みで唐辛子フレークを加え、中火で混ぜながら煮詰めます。水分が飛んでジャムのように濃くなり、縁に油が少しにじんできたら完了。これがスープの味の土台です。
この手順で使う材料完熟トマト(またはホールトマト缶) 1個パプリカパウダー(甘口) 小さじ½ローリエ 1個唐辛子フレーク(好みで) 適量
中火白ワインを注いで1分煮立ててアルコールを飛ばし、熱い魚のだしを加えて強火で沸かします。沸いたら米を入れてひと混ぜし、弱めの中火に落としてふたをせず煮ます。鍋底にくっつかないよう時々混ぜてください。米の中心にまだ少し芯が残る状態が目安です。
この手順で使う材料辛口白ワイン 60ml魚のだし(フュメ・ド・ポワソン、熱くしておく) 850ml中粒米(ポルトガルのカロリーノ米またはアルボリオ米) 160g
強火→弱めの中火米の上にアサリとムール貝をのせ、ふたをして中火で煮て殻を開かせます。エビをスープに沈めて再びふたをし、さらに火を通します。エビ全体がピンク色になって丸まれば火が通っています。最後まで開かない貝は取り除きます。
この手順で使う材料アサリ(生きているもの) 300gムール貝(生きているもの) 250gエビ(殻付き、中サイズ) 200g
中火火を止めて塩で味を調え、ざく切りの香菜を散らしてローリエを取り出します。ふたをしてだけ置き、スープごと深めの器によそいます。アロス・デ・マリスコはスプーンで食べる汁気の多いごはんが本来の姿。時間がたつと米がスープを吸い続けるので、すぐに食べましょう。
この手順で使う材料塩 適量香菜(パクチー) 10g
料理のコツ
スープが煮詰まりすぎたら、熱いだしか湯を少し足します。魚のだしがなければ固形ブイヨン(魚)を湯で溶いて使えますが、塩分が強いので塩は最後に味見してから。香菜が苦手ならイタリアンパセリで代用できます。
キャンプで作るとき
広めの鍋とバーナー1台で作れます。アサリは家で砂抜きを済ませ、湿らせた布で包んでクーラーボックス(5℃以下)で運び、当日中に調理します。風があるとスープが早く煮詰まるので、風防を立て、だしは多めに用意しましょう。