ビア缶チキン
缶ビールの上に丸鶏を立て、ふた付きのキャンプグリルで間接焼きにするアメリカBBQの定番。皮はムラなくパリッと、身はジューシー。
作り方
小さなボウルにブラウンシュガー、パプリカパウダー、塩、こしょう、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、チリパウダー、タイムを入れ、砂糖のかたまりをつぶしながら混ぜてラブ(スパイス)を作ります。
この手順で使う材料ブラウンシュガー 小さじ2パプリカパウダー 小さじ2塩 小さじ1¾黒こしょう(粗びき) 小さじ½ガーリックパウダー 小さじ¾オニオンパウダー 小さじ¾チリパウダー 小さじ¼ドライタイム 小さじ½
鶏の腹の中に入っている内臓の袋を取り出し、ペーパータオルで内側も外側も水気をしっかり拭きます。水気が残ると皮がパリッとしません。皮全体に油を塗り、ラブの4分の1を腹の中に、残りを外側全体にすり込みます。ふた付き容器か保存袋に入れ、4℃以下を保ったクーラーボックスで置きます。塩がなじんで下味がつき、しっとり仕上がります。生の鶏肉を触った手とまな板はすぐ石けんで洗います。
この手順で使う材料丸鶏(内臓を除いたもの) 1,400gサラダ油 大さじ1
チャコールスターターに炭(ブリケット)45個を入れて火をつけ、かけて表面が灰色の灰で覆われるまでおこします。炭をグリルの両側に分けて置き、中央に水を1cm入れたアルミの受け皿を置いて網をのせます。ふたを閉めて通気口を半分開け、ふたの温度計が180〜190℃(炭火(中くらいの火力))になるよう調整します。ふた付きのガス式キャンプグリルなら、両側のバーナーだけを中火にし、中央は消しておきます。
炭火(中くらいの火力)缶ビールを開けて半分ほど(約180ml)を注ぎ出し、缶切りで上面にさらに2か所穴を開けて、つぶしたにんにくを入れます。缶を平らな場所に立て、鶏の腹の穴を缶にかぶせるように下ろし、缶の大部分が中に入るまで差し込みます。両脚を前に出して缶と三脚のように安定させ、手羽先は背中側に折り込んで焦げないようにします。
この手順で使う材料缶ビール(ラガー、355ml) 1個にんにく(丸ごとつぶしたもの) 2個
鶏をそっと持ち上げ、炭の真上ではなく中央の受け皿の上の網に立てます。ふたを閉めて炭火(中くらいの火力)で焼きます。最初の45分はふたを開けないでください。開けるたびに熱が逃げ、約10分延びます。炭の場合、45〜60分たってふたの温度が160℃を下回ったら、両側に新しい炭を6個ずつ足します。皮は濃い赤褐色になります。
炭火(中くらいの火力)温度計をもものいちばん厚い部分に骨に当たらないよう刺し、80℃以上、胸肉の厚い部分が74℃以上なら焼き上がりです。ももを刺して出る肉汁が透明であることも確認し、ピンク色なら生焼けです。まだならふたを閉め、ごとに再確認します。色だけで判断しないでください。
厚手の耐熱手袋をして、トングで缶の底をつかみ、たたんだふきんで鶏を支えながら一緒にトレーへ移します。缶の中のビールは煮えたぎるほど熱いので傾けないよう注意します。そのまま休ませて肉汁を落ち着かせたら、ふきんで鶏を押さえてトングで缶をひねって抜き、脚、もも、胸の順に切り分けます。
料理のコツ
ノンアルコールで作るなら、空き缶(またはステンレス製のビア缶チキンスタンド)に鶏ガラスープを半分入れ、にんにくとハーブを1枝加えます。缶の液体が肉に与える風味はごくわずかで、鶏を立てて全方向から均一に焼くことが要なので、仕上がりはほぼ同じです。ビールは苦みの強いIPAよりすっきりしたラガーを。印刷された缶が気になる場合はスタンドを使いましょう。丸鶏は1.2kgが最小なので、1人分の場合は残りを冷ましてクーラーボックスで保存し、翌日サンドイッチにどうぞ。
キャンプで作るとき
もともとキャンプ場向けの料理です。立てた鶏は高さ約30cmになるので、グリルのふたが3cm以上の余裕をもって閉まるか事前に家で確かめてください。小型の2口キャンプグリルは閉まらないことがよくあります。温度計、耐熱手袋、アルミの受け皿、チャコールスターターを忘れずに。風が強いと温度が下がるので、グリルの背を風上に向けます。使い終わった炭はたっぷりの水をかけて混ぜ、完全に冷まします。