チキンパスティーヤ(バスティラ)
サフランとシナモンで煮た鶏肉、ふんわり卵、甘いアーモンドを薄いパイ生地で包んで焼き、粉砂糖をふるモロッコの甘じょっぱいお祝いパイ。
作り方
玉ねぎはすりおろすかごく細かく刻み、にんにくはみじん切り、ハーブは細かく刻みます。直径20 cmの鍋に鶏肉、玉ねぎ、にんにく、ハーブ、ジンジャー、ターメリック、シナモンの半量、指でつぶしたサフラン、塩、こしょう、水、サラダ油、バター少々をすべて入れて強火にかけます。沸いたら弱めの中火にしてふたをし、煮込みます。肉が骨から簡単にはずれれば煮上がりです。
この手順で使う材料鶏もも肉(骨・皮つき) 500g玉ねぎ 2個にんにく(片) 2個イタリアンパセリ 10gパクチー 10gジンジャーパウダー 小さじ1ターメリック 小さじ½シナモンパウダー 小さじ¾サフラン 1つまみ塩 小さじ1こしょう 小さじ½水 250mlサラダ油 大さじ1½バター 10g
強火→弱めの中火鶏肉を取り出して粗熱をとり、皮と骨を除いて手で粗くほぐします。鍋に残った玉ねぎの煮汁は強めの中火で、混ぜながら煮詰め、汁けがほとんどなくなってジャムのようにとろりとさせます。
強めの中火溶き卵を煮詰めた玉ねぎに流し入れ、弱めの中火でゆっくり混ぜて、やわらかくしっとりしたいり卵状にします。汁けが出たらざるで切ると、生地がべちゃつきません。ほぐした鶏肉を混ぜて味をととのえ、完全に冷まします。
この手順で使う材料卵 2個
弱めの中火油をひかないフライパンでアーモンドを中火で、ゆすりながら香ばしいきつね色になるまでいります。冷めたら包丁で粗く刻むかフードプロセッサーで軽く回して粗めの粉にし、粉砂糖の一部とシナモンの一部を混ぜます。
この手順で使う材料アーモンド(皮なしならなおよい) 60g粉砂糖 大さじ1¾シナモンパウダー 小さじ½
中火オーブンを180℃に予熱します。残りのバターを溶かし、直径20 cmの丸型かオーブン対応のフライパンの底と側面に塗ります。フィロを1枚ずつバターを塗りながら、型の縁から大きくはみ出すように重ねて敷きます(全体の3分の2ほど)。底にアーモンドを散らし、鶏肉と卵の具をのせて平らにならします。はみ出した生地を内側に折りかぶせ、残りのシートにバターを塗って上をおおい、縁を型の内側に押し込みます。表面にもう一度バターを塗ります。
この手順で使う材料フィロ生地(シート、解凍したもの) 6個バター 40g
オーブンで焼きます。表面が濃いきつね色にパリッとすれば焼き上がり。色づきが早すぎる場合はアルミホイルをふんわりかぶせます。
オーブン5分おいてから皿をかぶせてひっくり返し、もう一度盛り皿に返して、なめらかな底面を上にします。粉砂糖を茶こしでたっぷりふり、シナモンで格子模様を描いて、温かいうちに切り分けます。
この手順で使う材料粉砂糖 大さじ1¼シナモンパウダー 小さじ¼
料理のコツ
モロッコではワルカというごく薄い生地を使いますが、フィロでも十分パリッと仕上がります。フィロは乾くと割れるので、使わないシートは固くしぼったふきんをかけておきましょう。具を前日に作って冷蔵しておけば、当日は組み立てて焼くだけです。
キャンプで作るとき
キャンプ場ではダッチオーブンにオーブンシートを敷いて同じように組み立て、底が焦げないようふたの上の炭を多めにして焼きます。具は家で作って冷まし、クーラーボックスで4℃以下に保ちましょう。フィロは温まるとべたつくので、最後に取り出します。