ホッパー(アーッパ)とエッグホッパー
発酵させた米粉とココナッツの生地を丸い鍋で回し、縁はレースのようにパリッと、中央はふんわり焼くスリランカの朝ごはん。
作り方
1.5 L以上のボウルに米粉、イースト、砂糖を入れ、ぬるま湯とココナッツミルクの半量を加えてダマのないとろりとした生地に混ぜます。ラップをして暖かい場所で発酵させます。ほぼ2倍に膨らみ、表面に細かい泡がたくさん出て、ほのかに酸っぱい香りがすればOKです。涼しい台所なら一晩置いてもかまいません。
この手順で使う材料米粉(上新粉など乾燥タイプ) 130gインスタントドライイースト 小さじ½砂糖 小さじ1ぬるま湯(約35℃) 120mlココナッツミルク 120ml
残りのココナッツミルクと塩を加え、生クリームのようにとろとろ流れる濃さになるまでやさしく混ぜます。塩は発酵を遅らせるので必ず発酵後に入れます。固ければ水を大さじ1ずつ足します。そのまま置きます。
この手順で使う材料ココナッツミルク 120ml塩(生地用) 小さじ½
その間にポルサンボルを作ります。紫玉ねぎをごく細かく刻み、ココナッツ、唐辛子、塩と一緒にボウルに入れ、ライムを搾って指先で1分ほどもみ込み、ココナッツが淡いオレンジ色になるまでなじませます。味を見て塩とライムで調えます。
この手順で使う材料ココナッツファイン(無糖。冷凍の生ココナッツならなお良い) 60g紫玉ねぎ 30g粗挽き唐辛子(チリフレーク) 小さじ1塩(サンボル用) 2つまみライム ½個
ホッパー鍋(アーッパチャッティ)または18 cmの小さな中華鍋を中火で熱します。油を含ませたキッチンペーパーで内側全体に薄く塗ります。油がたまると生地が滑って側面に付きません。
この手順で使う材料サラダ油(鍋に塗る用) 大さじ1
中火お玉で生地約50mlを中央に流し、すぐに鍋を持ち上げて大きく一回転させ、生地を側面に薄く這い上がらせます。残りは中央にたまります。火に戻してふたをし、弱めの中火で1枚につき約焼きます。縁がきつね色にパリッとし、中央に生っぽいつやがなくなれば完成。スプーンで縁をはがして取り出します。プレーンのホッパーを6枚焼き、2〜3枚ごとに鍋に油を塗り直します。
弱めの中火エッグホッパーは同じように生地を回したらすぐ中央に卵を割り入れ、こしょうをふり、ふたをして弱めの中火で焼きます。白身が完全に白く固まり、黄身がまだ揺れる状態が半熟です。固めが好みならさらに1〜2分。2枚作ります。
この手順で使う材料卵 2個黒こしょう 1つまみ
弱めの中火ホッパーは数分でパリパリ感がなくなるので、焼けたそばから出します。縁をちぎってポルサンボルをのせ、エッグホッパーは黄身を崩してふんわりした中央と一緒に食べます。カレーがあれば添えて浸して食べるのもおすすめです。
料理のコツ
生地が側面に付かず滑るなら鍋の温度不足か油の塗りすぎ、中央がべちゃっとするなら生地が固いか火が強すぎます。ホッパー鍋がなければ直径18〜20cmの深くて丸い小さな中華鍋やフッ素加工の片手鍋で代用できます。スリランカではポルサンボルにモルディブフィッシュ(かつお節に似た干し魚)を少し加えることもあります。
キャンプで作るとき
生地は自宅で発酵まで済ませ、密閉容器に入れてクーラーボックスで運び、塩と残りのココナッツミルクは現地で混ぜます。バーナーには小さな中華鍋とふたで十分。風で炎が揺れると中央が生焼けになるので風よけを立てましょう。