パベジョン・クリオージョ
ほぐして煮込んだ牛肉、甘じょっぱい黒豆、白いご飯、こんがり揚げたプランテンをひと皿に盛った、ベネズエラの国民食。
作り方
牛肉を大きな塊のまま20 cmの鍋に入れ、水、ローリエ、塩の一部を加えます。強火にかけて沸騰したらアクを取り、弱めの中火に落としてふたをし、ゆでます。フォークで引くと繊維に沿って簡単にほぐれれば火が通っています。ゆで汁は捨てずに取っておきます。
この手順で使う材料牛ハラミ(フランク)またはブリスケット 350g水 1,200mlローリエ 1個塩 小さじ½
強火→弱めの中火肉をゆでている間にご飯を炊きます。米を水がほぼ澄むまで洗い、水気をきります。16 cmの鍋に油を熱して米を入れ、1分ほど混ぜて油をなじませたら、水と塩を加えて強火で沸かします。水が米の表面まで減って小さな穴が見えてきたらふたをし、弱火にして炊きます。火を止め、ふたをしたまま蒸らします。
この手順で使う材料サラダ油(ご飯用) 小さじ1長粒米 150g炊飯用の水 280ml塩(ご飯用) 小さじ½
強火→弱火豆:16 cmの鍋に油を入れて中火で熱し、みじん切りの玉ねぎ、にんにくの一部、クミンの一部を入れて炒めます。玉ねぎが透き通ったら豆を汁ごと加え、ブラウンシュガーと塩の一部を入れて弱めの中火で煮ます。豆を何粒か鍋肌でつぶすと、とろみがつきます。しっとりしていて、汁っぽくなければOKです。
この手順で使う材料サラダ油(豆用) 大さじ1玉ねぎ(豆用) ½個にんにく(かけ) 1¼個クミンパウダー 小さじ¼ゆでた黒いんげん豆(缶詰なら汁ごと) 400gブラウンシュガー(またはパペロン) 小さじ1½塩 小さじ¼
中火→弱めの中火牛肉がやわらかくなったら取り出して少し冷まし、フォーク2本か手で繊維に沿って細く裂きます。ゆで汁をカップ1杯ほど残しておきます。
24 cmのフライパンに油を入れて中火で熱し、薄切りの玉ねぎとパプリカ、残りのにんにくを入れて炒めます。しんなりしたら刻んだトマトと残りのクミンを加え、さらに炒めてソース状にします。
この手順で使う材料サラダ油(肉用) 大さじ1½玉ねぎ(肉用) 1個赤パプリカ ½個にんにく(かけ) 1¾個トマト 1個クミンパウダー 小さじ¼
中火裂いた牛肉と取っておいたゆで汁をお玉1〜2杯加え、残りの塩で味を調え、弱めの中火で混ぜながら煮ます。肉がソースを吸ってしっとりし、フライパンに汁がたまらなくなれば完成です。
この手順で使う材料塩 小さじ¾
弱めの中火プランテンは両端を切り落とし、皮に縦に切り込みを入れてむき、1cm厚さの斜め切りにします。20 cmのフライパンに揚げ油を深さ1.5cmほど入れ、中火で170℃に熱します(菜箸を入れると細かい泡が出るくらい)。プランテンを重ならないように入れ、片面ずつ濃いきつね色になるまで揚げ、紙に取ります。糖分が多く焦げやすいので目を離さず、量が多ければ数回に分けて。油はねを防ぐため、向こう側にそっと入れましょう。
この手順で使う材料熟したプランテン(皮が黄色く黒い斑点が多いもの) 1個揚げ油 200ml
中火皿にご飯、豆、牛肉を並べて盛り、揚げたプランテンを添えてすぐにいただきます。
料理のコツ
乾燥の黒いんげん豆を使うなら、前日に水に浸し、新しい水で1時間30分ほどやわらかくなるまで煮て、煮汁ごと使います。牛肉のゆで汁はスープや炊飯に使うとおいしいです。プランテンは皮が黒いほど甘くやわらかくなります。
キャンプで作るとき
牛肉を煮るのに時間がかかるので、家で肉を煮て裂き、豆も作って保冷して持って行くのがおすすめ。キャンプ場ではソフリートで肉を煮からめ、ご飯を炊き、プランテンは少ない油でフライパン焼きにしてもOKです。