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ポルトガル, ヨーロッパ · パステル・デ・ナタ

バタースパイラル・パステル・デ・ナタ(ベレン風)

バターを塗って巻いたパイ生地で層を際立たせ、レモンとシナモンを移した牛乳と103℃のシロップでカスタードを作り、290℃で焦がすリスボンの老舗風。

人分2人分
調理時間の合計1時間5分
生地を休ませる+ 45分
難易度むずかしい
人数分について1人分=タルト3個。オーブンが290℃まで上がらない場合は最高温度で焼き、時間を2〜4分延ばしてください。

作り方

  1. 台に打ち粉をしてパイシートを広げ、めん棒で3割ほど薄く(約2mm)のばします。柔らかいバターを全体に薄く塗り、短い辺から空気を押し出しながらきつく巻いて棒状にします。ラップで包んで冷蔵庫で休ませます。バターが固まると層がきれいに分かれます。

    この手順で使う材料打ち粉用の薄力粉 大さじ1バター100%の冷凍パイシート 160gバター(塗る用、ごく柔らかくしたもの) 15g

  2. ここでオーブンを最高温度にし、厚手の天板かピザストーンを上段に入れて一緒に予熱します(焼くまでに最低45分)。小鍋に牛乳の4分の3、レモンの皮、シナモンスティックを入れて弱めの中火で温め、縁から湯気が立ったら火を止め、ふたをして香りを移します。

    この手順で使う材料牛乳 98mlレモンの皮(白いわたを除いた帯状) 1個シナモンスティック 1個

    弱めの中火
  3. 小さな14 cmの鍋にグラニュー糖と水を入れ、混ぜずに強めの中火で煮立て、温度計で103〜105℃になったら火からおろします。温度計がなければ、シロップを1滴スプーン2本の間に挟んで離したとき、細い糸を引くのが目安です。熱いシロップは重いやけどの原因になるので、指で触らないでください。

    この手順で使う材料グラニュー糖 100g水 60ml

    強めの中火
  4. 別の鍋に薄力粉と塩を入れ、残りの冷たい牛乳でなめらかに溶きます。香りを移した牛乳をこしながら加え(レモンとシナモンは取り除く)、中火で底をこそげながら絶えず混ぜて加熱し、ゆるいカスタード状にします。

    この手順で使う材料牛乳 33ml薄力粉 13g塩 1つまみ

    中火
  5. シロップを細くたらしながら絶えず混ぜ合わせ、冷まして50℃以下(手の甲に当てて温かい程度)にします。卵黄を泡立てないようにそっと混ぜてなめらかにし、目の細かいざるでこして注ぎ口のある容器に移します。

    この手順で使う材料卵黄 3個

  6. 冷えた生地の両端を切り落とし、約2cm厚さに6個切ります。フッ素加工のマフィン型に渦巻きを上にして入れ、親指を冷水でぬらして中心から外へ押し広げます。底はごく薄く、壁は上へいくほどやや厚く、縁は型より2mm高く。型ごと冷蔵庫で冷やし、生地を再び冷たくします。

  7. カスタードを一度混ぜてからカップの8分目まで注ぎます。予熱した天板の上に型をのせ、290 °Cのオーブンで焼きます。熱い天板が底に一気に火を入れるので、底までパリッと仕上がります。生地が濃い焼き色でパリッとし、カスタードがふくらんで黒い焦げ目が点在したら取り出します。扉と天板は非常に熱いので厚手のミトンを使ってください。

    オーブン
  8. 型のまま5分おき、小さなナイフで取り出して網の上で15分以上冷まし、カスタードを落ち着かせます。リスボン流に、温かいうちに各自でシナモンパウダーと粉砂糖をふって召し上がれ。

    この手順で使う材料シナモンパウダー 適量粉砂糖 適量

料理のコツ

ベレン風の食感の決め手は、バターを塗って巻いた生地、103℃のシロップ、そしてできる限り高温のオーブンの3つ。カスタードが泡立っていると焼くときに表面が割れるので、卵黄は泡立て器よりゴムべらで混ぜるのがおすすめです。カスタードは冷蔵で1日もつので、使う前にひと混ぜしてください。

キャンプで作るとき

290℃はキャンプ場では再現しにくいので、家で焼いて硬い容器に詰めて運びましょう。現地ではダッチオーブンを炭火でしっかり熱し、ふたの上にも炭をたっぷりのせて3〜4分温めると、底がパリッと戻ります。