タンディル風 手刻み羊肉のサムサ
包丁で刻んだ羊肉と羊脂に煎ったクミンを合わせ、長く冷やしたバターの層の生地で包み、熱した石板の上で高温で焼いてタンディル窯の味に近づけたサムサ。
作り方
粉と塩を混ぜ、冷水を少しずつ加えてまとめ、台の上でこねてなめらかな生地にします。ラップをかけて30分休ませます。
この手順で使う材料中力粉 150g冷水 80ml塩(生地用) 小さじ½
打ち粉を軽くふり、生地を40×30 cmの長方形に、透けるほど薄く(1mm以下)のばします。やわらかいバターを均一に塗り、長い辺からできるだけきつく巻いて棒状にします。ラップで包み、冷蔵庫で以上冷やします。長くしっかり冷やすほど、オーブンで層がくっきり分かれます。
この手順で使う材料バター(室温でやわらかくしたもの) 40g
乾いたフライパンにクミンシードを入れ、中火で煎り、香りが立って色がひと段階濃くなったらすぐ皿に移し、すり鉢か包丁の腹で粗くつぶします。
この手順で使う材料クミンシード 小さじ¾
中火羊肉と脂を冷凍庫に20分入れて少し固めると切りやすくなります。肉は包丁で5mm角に刻み、脂はそれより少し小さく刻みます。玉ねぎも5mm角に。ボウルに肉、脂、玉ねぎ、煎ったクミン、こしょう、塩、氷水を入れ、1分練って少し粘りが出たら冷蔵します。氷水と脂が焼くときに溶けて濃い肉汁になります。
この手順で使う材料羊肩肉 160g羊脂(または牛脂、冷たいバター) 30g玉ねぎ 1個黒こしょう 小さじ¼塩(具用) 小さじ½氷水 大さじ2
オーブンの下段にピザストーンか厚い鉄板(なければ裏返した天板)を入れ、オーブン(オーブン)を250 °Cでしっかり予熱します。熱い底がタンディル窯の壁のように底面をカリッと焼き上げます。
オーブン棒を3cm幅に切り(1人分2切れ)、渦巻きを上にして押しつぶし、直径13cmにのばします。縁は薄く、中央はやや厚めにのばすと底が破れません。具をたっぷりのせて三角形に折り、合わせ目をしっかりつまみ、合わせ目を下にしてオーブンシートにのせます。
卵黄に水小さじ1を混ぜて塗り、ニゲラシードを散らします。シートごと熱い石板の上にすばやく滑らせ(ミトン必須)、オーブン(オーブン)で250 °C、焼きます。一度に入らなければ分けて焼き、合間に5分石板を再加熱します。濃い焼き色で底がしっかりカリッとすれば完成です。
この手順で使う材料卵黄 1個ニゲラシード(ブラッククミン) 小さじ1
オーブン5分冷ましてから1つ割り、肉に赤みがなく肉汁が透明か確認します(中心温度72℃以上)。中の脂と肉汁はとても熱いので気をつけて。
料理のコツ
羊脂は精肉店に前もって頼めば手に入ります。難しければ冷たいバターを小さく切って加えても。生地の棒は冷蔵で2日まで保存できるので、前日に作っておくと楽です。
キャンプで作るとき
家で包んで冷凍したサムサを持参。鋳鉄のダッチオーブンを炭火で10分予熱し、オーブンシートごと入れてふたの上に炭をたっぷりのせ、25〜35分焼きます。本物のタンディルにいちばん近い焼き方です。