パティスリー仕立てのキルシュトルテ(チョコサブレ台とキルシュシロップ)
ドイツのコンディトライ流:サクサクのチョコサブレ台、バター入りジェノワーズ、シナモン香るチェリーコンポート、キルシュシロップ、ゼラチンで安定させたクリーム、チョコカールまで。
作り方
サブレ台:サブレ用の薄力粉、冷たいバター、グラニュー糖(全体の10分の1)、ココア(全体の4分の1)を指先ですり合わせて砂状にし、冷水数滴でまとめます。オーブンシートではさんで3mm厚さにのばし、14 cmの型の底板を当てて円形に切ります。フォークで穴をあけ、15分冷蔵。オーブンを180℃に予熱して焼き、そのまま冷まします。
この手順で使う材料薄力粉(サブレ用) 40g冷たいバター(サブレ用、角切り) 25gグラニュー糖 8g無糖ココアパウダー 3.5g
オーブンジェノワーズ:耐熱ボウルに卵、グラニュー糖(全体の10分の6)、塩を入れ、軽く沸いた湯の鍋にのせて弱火を保ちながら泡立て器で混ぜ、人肌より少し温かい40℃まで温めます。湯から外し、ハンドミキサーの高速で泡立て、冷めながら3倍に膨らんでリボン状に落ちるまで。温めることで泡がきめ細かく安定します。
この手順で使う材料卵(常温) 2個グラニュー糖 48g塩 1つまみ
弱火薄力粉、コーンスターチ、残りのココアをふるって2〜3回に分けてさっくり混ぜます。溶かしバターに生地をひとすくい先に混ぜてから本体に戻し、手早く混ぜます(バターが沈むのを防ぐため)。オーブンシートを敷いた14 cmの型に流し、オーブンを175℃に下げて焼きます。竹串に何もつかなければ型のまま10分冷まし、外して完全に冷まします。
この手順で使う材料薄力粉(スポンジ用) 30gコーンスターチ(スポンジ用) 15g無糖ココアパウダー 11g溶かしバター(スポンジ用、温かいもの) 15g
オーブンコンポート:鍋にチェリーの汁、グラニュー糖(全体の約7分の1)、シナモンスティック、クローブを入れて沸かします。コンポート用コーンスターチを冷水大さじ1で溶いて加え、中火で混ぜながら煮て、とろみとつやを出します。シナモンとクローブを取り出してチェリーを混ぜ、完全に冷まします。
この手順で使う材料瓶詰めチェリーの汁 150mlグラニュー糖 12gシナモンスティック 1個クローブ(ホール) 1個コーンスターチ(コンポート用) 12gサワーチェリーの瓶詰め(汁をきる) 180g
中火キルシュシロップ:小鍋に水と残りのグラニュー糖を入れ、中火で沸かして砂糖を溶かします。火から下ろして冷まし、キルシュの大部分(約5分の3)を混ぜます。熱いうちに入れると香りが飛んでしまいます。
この手順で使う材料水(シロップ用) 40mlグラニュー糖 12gキルシュ(さくらんぼの蒸留酒) 18ml
中火クリーム:板ゼラチンを冷水で5分ふやかします。生クリーム、粉砂糖、バニラを柔らかい角が立つまで泡立てます。ゼラチンの水けを絞って残りのキルシュと小鍋に入れ、弱火で溶かすだけにします(沸騰させると固まる力が弱まります)。溶けたゼラチンにクリーム大さじ2を先に混ぜてから、泡立て中のクリームに加え、さらに泡立ててしっかりさせます。4分の1は仕上げ用に冷蔵。
この手順で使う材料板ゼラチン(枚) 1個キルシュ(さくらんぼの蒸留酒) 12ml生クリーム(乳脂肪35%以上、よく冷やす) 300ml粉砂糖 30gバニラエッセンス 小さじ½
弱火組み立て:サブレを皿にのせてジャムを薄く塗ります。スポンジを3枚にスライスして1枚目をのせ、型の側面リング(またはケーキフィルム)で囲みます。シロップを塗り、クリームを絞り袋で外周と中央に輪に絞り、その間にチェリーコンポートを詰めます。クリームを薄く重ね、2枚目、シロップ、クリーム、3枚目、シロップの順に重ねます。冷蔵庫で冷やし固めます。
この手順で使う材料チェリーまたはレッドカラントのジャム 25g
仕上げ:リングを外し、残りのクリームで上面と側面をなめらかに覆い、星口金でロゼットを絞ります。常温に置いたチョコレートブロックの表面をナイフの刃を立ててこそげると、くるりと巻いたカールに。カールを側面と中央に飾り、ロゼットごとにチェリーをのせます。
この手順で使う材料ダークチョコレート(ブロック、カール用) 50g飾り用チェリー(軸付きの生がおすすめ) 5個
料理のコツ
サブレ台はクリームの水分から底を守り、サクッとした食感を加える本場コンディトライの技。チョコのカールが割れるならチョコが冷たすぎるので、手のひらで数秒温めてから削って。ゼラチンのおかげで翌日でもクリームがだれません。
キャンプで作るとき
工程が多いのでキャンプ場で作るには不向きです。家で仕上げ、リングをつけたまま水平にクーラーボックスへ入れて運び、到着後にリングを外して飾りましょう。5℃以下で保管し、初日に食べきってください。