アイリッシュソーダブレッド
小麦粉、重曹、塩、バターミルクだけで作るアイルランドの日常のパン。イーストもこねる作業もなく、外はカリッと中はしっとり、ほのかな酸味。
作り方
オーブンの棚を中段にして230℃(コンベクションは210℃)に予熱します。天板にオーブンシートを敷き、粉を少しふります。大きなボウルに粉、重曹、塩をふるい入れ、泡立て器で30秒混ぜて重曹を均一に行き渡らせます。重曹のかたまりが残ると、パンに苦い黄緑色の斑点ができます。
この手順で使う材料中力粉 250g重曹(ベーキングソーダ) 小さじ1塩(細粒) 小さじ½
中央を深くくぼませ、バターミルクの9割ほどを注ぎます。片手を熊手のようにかたく曲げ、中心から外側へ大きく円を描きながら周りの粉を取り込むように混ぜ、1分以内で終えます。生地はやわらかくぼそぼそで、少しべたつくくらいが正解です。粉っぽいところが残っていたら、残りのバターミルクを加えます。重曹はバターミルクに触れた瞬間から反応するので、手早く作業しましょう。
この手順で使う材料バターミルク 220ml
台に打ち粉をふって生地を取り出し、粉をつけた手で縁を数回だけ下に折り込んで、ざっくり丸くまとめます。こねるとかたくなるので、こねないでください。手で押さえて高さ約4cm、直径15 cmの円形にし、天板に移します。粉をつけたナイフで、生地の厚みの半分ほどの深さまで十字の切り込みを入れ、中心まで熱が届くようにします。
この手順で使う材料打ち粉用の中力粉 大さじ1
すぐにオーブンに入れて230℃で焼き、温度を200℃に下げてさらに焼きます。皮がこんがりきつね色になり、底をたたくと空洞のような音がすれば焼き上がりです。温度計を中心に刺して93℃以上が目安です。十字の切り込みの中がまだ白く湿って見えたら、あと5分焼きます。
オーブン皮をやわらかくしたいときは熱いうちに清潔な布巾で包み、カリッとさせたいときはそのままにします。中が落ち着くよう、網の上で冷ましてから切ります。厚めに切ってバターを塗っていただきます。
この手順で使う材料有塩バター(添え用) 20g
料理のコツ
バターミルクがなければ、牛乳250mlにつきレモン汁か酢大さじ1を混ぜて10分おき、少しとろりとしたら代わりに使えます。重曹は計量スプーンですり切りにして正確に量りましょう。多すぎると石けんのような味になります。焼いた当日が一番おいしく、翌日はトーストしてどうぞ。
キャンプで作るとき
オーブンシートを敷いた鋳物のダッチオーブンで焼けます。鍋を炭火で予熱して生地を入れ、ふたをして上にも炭を少しのせ、ほぼ同じ時間焼きます。20分を過ぎたら様子を見てください。粉類は家で袋に合わせておき、バターミルクはクーラーボックスで保管します。